PlayStation5と自作PC徹底比較part1

先日TSUTAYAで念願のPS5をゲットしました!!


これまでPS5の命を狩るPCを自作する戦いをしてきましたが、いよいよPS5と自作PCを戦わせて、どっちが上かを確かめる段階にきたわけです。

とその前に…

PS5で録画や配信をする環境を整えることが必要です

1 動画を録画、配信する2つの方法

Playstation5で動画を配信、録画する方法は大きく分けて2つあります。

どちらもメリットデメリットがあるので、解説をしていきたいと思います。

PS5の映像と音声をパソコンに取り込んでパソコンに録画する方法

キャプチャーボードがなぜ必要か
Playstation5の外部出力の映像をPCに取り込むために必要な機器です。PCの後ろ側やグラボの後ろ側にあるHDMI端子はみんな出力用ですから、そこにHDMIの端子を繋げてもPCに取り込むことはできません。デジタルデータがHDMIから出力されているなら、そのままPCに入力できるようにしてくれとずっと思っているのですが、なかなかそうはならないようです。
4K120fpsのデータ量
PS5が出たことによって、今後ゲーム体験の主流になるであろう4k、120fpsですが、現在はまだその体験を視聴者に届けるための機材は多くはないようです。これにはplaystation5とPCの間のデータの転送速度が深く関係しています。
4K,120fpsでデータ転送が行われる場合、PS5の規格であるHDMI2.1で、32Gbps(4GB/s)もの速度が要求されます。一秒間に4GB(4GB/s=32Gbps)のデータを送ることができるというのはものすごいことで、例えば、インターネットでMHWのソフト(約51GB)をダウンロードするのに、わずか13秒ほどでできてしまう速度、PS5内でのデータ処理能力で言えば、PS5内蔵のSSDのリードスピードが5.5GB/sとのことですから、内部処理速度の限界一杯のデータ帯域幅とほぼ同じの情報量を扱うということです。PS5の内部の処理速度の限界値はどのくらいかはわかりませんが、少なくともPCI(Gen4)の最新SSDでやっと出せるような速度をHDMI端子から出力することになります。
4Kのキャプチャーボードでは現状PCIスロット一択
キャプチャーボードには、USBタイプとPCIスロットに差し込む内蔵型の2つが存在します。下の表はUSBの各世代の転送速度とPCIスロットの転送速度の比較です。
転送規格 転送速度
USB2.0 480Mbps
USB3.0 5Gbps
USB3.1(Gen1) 5Gbps
USB3.1(Gen2) 10Gbps
USB3.2 20Gbps
PCIe(Gen3)×1 8Gbps
PCIe(Gen4)×1 16Gps
参考:5G(無線) 10Gbps

なんと、4K120fpsでデータ転送を行うために必要な32Gbpsを満たす規格がない!

これはUSB規格では現状HDMIから出力した4K120fpsを劣化なしに転送できる規格が存在しないことを意味します。
しかし、PCIeでは事情が少し異なり、PCIe規格ではグラボなどでよく見かけるPCI-Express×16というように、PCIeが16スロット並列でデータ転送を行う仕組みがあり、大容量のデータ転送が可能です。データ転送においてPCIeが圧倒的な優位性があるのはこのためです。PS4時代には接続の簡便さから、USB規格のキャプチャーボードが主流となっていましたが、PS5が登場したことで、再びPCIeスロットのキャプチャーボードがメインストリームになるのは間違いありません。
注:上記の転送速度は理論値であり、実測値は1/3~1/4程度になることがほとんどですので、実際にはUSBで4K60fpsのキャプチャー(16Gbps)は厳しいと思います。
転送速度とPC負荷を節約するためのハードウェアキャプチャー
USBの限られた転送速度でPCに映像を取り組む方法として,ハードウェアで圧縮するタイプのキャプチャボードが存在します。
    ハードウェアエンコードのメリット
  • 転送データを圧縮し,転送速度が遅いUSB規格でも十分な帯域を確保できる。
  • PCの負担を減らすことができる。

    ハードウェアエンコードのデメリット
  • ソフトフェアのような多様な設定ができない。
  • エンコードが機械の性能に影響されるため,高品質なエンコードするにはそれなりの機器が必要
今回は低予算でそれなりの画質(1920×1080 60fps)の映像を録画することを目標にしているので,ソフトウェアエンコードを選択しました。
混沌としたソフトウェアエンコードのキャプチャーボード
amazonで「ソフトウェアエンコード キャプチャーボード」を検索すると,有象無象のキャプチャーボードが出てきます。中には4K 60fpsでキャプチャ―できると謳いながら,USB2.0接続になっているような,明らかに無理だろうと思う製品が2,000円代で売っていたり,Playstation5本体の値段を超えるような高級なものまでありました。
ジャングルを彷徨う中,1920x1080p 60fpsの録画,配信環境を目指した私が選んだキャプチャーボードはこちら↓
プリンストン
ULTRA PLUS HDMI UP-GHDAVL(USB3.0)
  • 1080p/60fpsのフルHD画質でキャプチャー可能。
  • 4K 60pパススルー対応で、4K画質でゲームしながら配信が可能。
  • OBSに対応
  • UVCデバイスとして認識するのでドライバーのインストールが不要
  • ソフトウェアエンコードに対応
 
購入するまで全く知りませんでしたが,プリンストンはPC周辺機器の日本メーカーらしくコンシューマ向けのリーズナブルな商品が多いようです。AverMediaやCORSAIRなどの大手で同等の商品を買うと+7,000円ぐらいかかるので,少し冒険してみました。(数千円の中華おみくじを買う勇気はありませんでした…)
商品のレビューは後日YOUTUBEでアップしてみます。
蛇足:Playstation5の音声出力問題
PS4には音声出力の光デジタル(S/P DIF)がありましたが,PS5にはないため,音声出力は基本的にHDMI端子から映像と一緒に出力されるものを利用する必要があります。そのままゲームをプレイするときは特に問題はありませんが,キャプチャ―ボードを利用して,HDMIの信号をテレビとPCに分ける(スプリット)する際に,音声がテレビとPCの両方に入らないことがあるようです。PS4では光デジタル音声出力があったおかげでそのような煩わしさはありませんでしたが,PS5ではもう一工夫する必要があります。
少し検索すると,FPSの対人勢では,ロジクールASTRO GAMINGのMixAmp Pro TRとHDMI ADAPTER FOR PLAYSTATION 5を利用しPS5の配信を行うのがメジャーなようです。

PS5にそのまま録画をする方法

動画に実況をつける方法
ここではPS5で実況をつける方法で考えられるものを3つ挙げたいと思います。
  1. 【初級】PS5のコントローラにマイクを3.5mmマイクを入力する
  2. 3.5mmのピンマイクを接続します。音質は保証できません。
  3. 【中級】USBマイクを用意する
  4. かなりマイクの性能に左右されます。信頼できるのはSHUREのMV7だけど高すぎ…
    マイクをまだ持っていない方はマイクに音量調整がついている(ただしプリアンプがついている)ものを購入するのがよいでしょう。多少値段は張りますがすぐに実況入り動画を撮影できるので、おすすめです。
  5. 【上級】オーディオインターフェースをとおしてマイク入力する
    オーディオインターフェースを利用すると,マイク音量の調整やゲーム音のバランス,マイクの音声にリバーブなどのエフェクトをつけるなど,様々な加工が可能となります。ただマイクでもスピーカーでもない機器をPS5に認識させるためには知っておかなければならないことがあります。

    PS5ではUSBの標準規格のUSB Audio Device Classのオーディオインターフェースは認識する

    これはどういうことかというと,ドライバを必要としないで,USBに接続するだけで使える機器のうち,最古の規格(USB Audio Device Class)を採用している機器なら利用できるということらしいです。先ほど紹介したASTRO GamingのMIXAMP PRO TRにはPS4とPCの切り替えスイッチがついていますが,どうやらその切り替えスイッチで,PS4に接続するときは作動させるドライバをUSB Audio Device Classに切り替えているようです。その他にもBehringer 302USB XENYXなる機種もこの規格で動いています。

DigitalLife
外付けサウンドカード USB オーディオ変換アダプタ
7.1ch ゲーミングサウンドカード

アナログ再生・録音で44.1KHzおよび48KHz
またはSPDIFで48KHzのサンプリングレートをサポート

怪しい,怪しすぎる…

本当はASTRO GamingのMixamp pro TRを欲しかったんですけど,高くて無理です。
こちらもどうなるかわかりませんが,YOUTUBEで商品レビューをしてみたいと考えています。
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